恋愛工学漫画、『ぼくは愛を証明しようと思う。』(ぼく愛)を読んだのででゆるーく語る。いやぁ恋愛工学って最高やな。ぼくもモテスパイラルにのりたいと思いました(小並感
1ぼく愛とは
金融日記で有名な藤沢数希氏の「小説ぼくは愛を証明しようと思う。」を原作にしたコミックです。講談社アフタヌーンで連載されており、全3巻で完結しました。
ストーリーは 非モテの弁理士がメンターから恋愛工学の指南を受け、モテスパイラルを駆け上がり男としても人間としても成長する教養小説に通じるところがあります。恋愛工学とは藤沢氏の提唱した概念で“進化生物学や心理学の膨大な研究成果をもとに金融工学のフレームワークを使ってナンパ論を科学の域まで高めたテクノロジー”です。
詳しく知りたい人は藤沢氏のメルマガ『週刊金融日記』ご購読ください。
※ぼくは愛を証明しようと思う。1話より
2 僕あいを読んで得られるもの
・ナンパの手引き
ナンパとは普通の非モテ男子にとってはかなり高いハードルくてとっつきにくいものだと思うんですよね。それをストーリーを通じてわかりやすく説明しているところがまずグッドでした。自分がナンパするときもこんな感じなんかなーと漠然と想像できます。また、ナンパにも、ストリートナンパ、クラブナンパ、街コンナンパと種類があって、それぞれに適した実践的テクニックが載っているのもありがたい。
・『非モテコミット』『フレンドシップ戦略』といった専門用語
恋愛工学はたくさんの専門用語が使われているんですが、この専門用語を巻末にまとめてくれてあり、恋愛工学を理解するうえで捗ります。
例えば ※非モテコミット:欲求不満な男がちょっと優しくしてくれた女性を簡単に好きになり、この女性しかいないと思いつめて好かれるために必死にアプローチすること。女性から「キモい」か「搾取相手」としか思われなくなるから要注意だ。絶対ダメ
※フレンドシップ戦略:モテない男が非モテコミットした女性にアプローチする時の唯一の戦略。友達から始めて少しずつ親密度を深めていこうとすると「友達フォルダ」いれられてしまい「男フォルダ」に戻るのが至難のワザになってしまうから気をつけよう
(※ぼくは愛を証明しようと思う1の巻末より引用)
といった具合だ。恋愛工学に触れたことのない男の多くがこういった武器しか持っていない。まさに目から鱗でした。ありがとうございます!!
3ぼく愛のここがダメ
・主人公ワタナベのヤリチンへの成長速度が異常
フィクションだからしかたないとあらかじめ譲歩しておくけど、ワタナベの成長具合が異常に早いんですよ。スラムダンクの桜木花道なみの天才なんですよ。実際ぼくがナンパした相手からLINEをGETするまで30人ほどに声をかけて成功したんですが、ワタナベのやつは1日目、しかも3人目で成功します。「そもそもワタナベは弁理士で品川に住んでるあたりスペ高なのは間違いなく、自信をもって女に向かっていけるんやないか?」「スペ高に恋愛工学は不要で本当に恋愛工学を必要とするスペ低を主人公に据えろよ」とか思っちゃうわけよ。
・全3巻は物足りない
原作があるからしょうがないことやけど、全3巻は短すぎるよ。もう少し恋愛工学についての理解を深めたかった。まぁそんな人は「週刊金融日記」を購読するか、小説版の元ネタになったアメリカの小説「ザ ゲーム」読んだりしろってとこでしょうね。ザ ゲームは結構長いけどぼく愛より実践的です。主人公がスキンヘッドにして筋トレに励んだりしてますw
結論
※ぼくは愛を証明しようと思う。1話より
リアリティーが薄いかもしれない。それでも『ぼく愛』は最高だ。ストリートには夢があるとうことを俺たちに教えてくれる。モチベーションが下がったときに自分を叱咤激励してくれる。それが『ぼく愛』だ!!
「出会いがいない」「周りにいい人いない」そんなん全部言い訳にすぎん。
テクノロジーを手に入れて 非モテの自分にGood Bye!!!