以前紹介した『ぼくは愛を証明しようと思う。』は非モテコミットした主人公・渡辺がメンターである永沢さんと出会い、恋愛工学を実践していくことで成長し、モテスパイラルに突入する物語です。
今回はメンターの永沢さんの言葉が示唆に富んでいて尊いのでまとめてみました。
※ぼくは愛証明しようと思う 第1話・非モテコミットより引用
ちなみにワタナベと永沢さんの由来は村上春樹の『ノルウェーの森』からきています。ノルウェーの森の永沢さんは主人公ワタナベの寮の先輩で東大法学部で周囲から一目置かれ、びっくりするくらい美人の彼女がいるにもかかわらず「結婚はない」みたいなことを言う、ハイスペモテ男でした。
非モテに理解してほしい言葉
恋愛というのは確率とスキルのゲームなんだよ頭を使って効率よくプレイしなくちゃダメなんだ
※ ぼくは愛を証明しようと思う第1話・非モテコミットから引用
渡辺と街で偶然あったときの永沢さんのお言葉。まさに恋愛工学の真理を述べられた。いい人として振る舞ったり、マネーギラ(お金の力で女にギラつくこと)をすることも時には必要かもしれないが、本当に必要なのは自分の頭で考え、効率よく最善の選択をとることである。恋愛だけでなく人生においても通じるありがたいお言葉です。非常に重要なので心に刻もう。
目から鱗の箴言
本当の恋愛プレーヤーはみんながナンパしないようなところでナンパするんだ
※ぼくは愛を証明しようと思う 第5話・メタゲームから引用。
クラブへ移動中のタクシーの中で渡辺にかけた言葉
いわゆるステルスナンパ。自分の経験上ステルスナンパの成功率は高い。実際、今年の春、スーツケースを引いて、真新しいスーツを着ていた女の子がバス停でキョロキョロしていたので「内定式ですか?」と声かけしたら、無事にオープンした。関西から着ていということで指定されたホテルまで送ってバンゲまでできた。
なぜステルスが有効かと考えると、あからさまなナンパは女の子の方もナンパだとわかっていて防衛機制が働くが、一方でステルスでは防衛機制が働かないからだと推測している。すなわち女の子の虚をつくことができる。
道で困っている女の子がいたらどんどん声掛けしよう。
残酷な真実の言葉
イケメンや金持ちよりも単に女にモテている男がモテる
※ぼくは愛を証明しようと思う 第7話・利己的な遺伝子から引用
永沢さんの家を訪れた渡辺にリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」
を絡めて話した真実のお言葉。
容姿や資産に関係なくモテている男がモテるということがリチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子から」グッピー実験の事例を通じて紹介されました。
全く交尾していないイケメングッピーと、隣の水槽で交尾しまくりのブサメングッピー。その状況を知っているメスのグッピー。その3匹を一緒の水槽に入れると、メスのグッピーはなんとブサメングッピーと交尾をしたがる。これはメダカやウズラなど他の生物にも見られる現象であり、人間にとっても非常に示唆的で、容姿や資産よりもモテがモテるという逆説的な結論となる所以です。
このグッピーの例から考えると、モテたいのなら、非モテであってもモテであるかのように振る舞う必要がある。ありのまま非モテに振る舞えば軽んじられ相手にされないので留意せよ。
絶対に忘れてはならない言葉
女を喜ばせるためにナンパしろ
※ぼくは愛を証明しようと思う第14話・誰がために から引用
ナンパ師として成長した渡辺がスランプに陥っていたときに永沢さんがかけた言葉。この言葉で「なんのタメにナンパするのか」ナンパの意義を再確認でき、渡辺はスランプを脱した。
すなわち、恋愛工学とは「セックスさせてくれる女の子を見つける」ためのものではなく、「本当の意味で女を喜ばせる」ためのものであるのだ。この概念を履き違えちゃいけない。セックス目当てのナンパは軽く見透かされる。相手を楽しませてこその恋愛工学。常に感謝の気持ちを持ってナンパすべし。
まとめ
永沢さんの教えはやはり尊い。ビギナーも上級者も永沢さのお言葉を心に一喜一憂しながら女の子を喜ばせるために今日もストリートに出撃しよう!!