小僧ども、ピアノを弾け

アラサーの雑記ブログ  五等分の花嫁が好き

すべての男は「恋愛工学の教科」を読むべし

綾野剛似のカリスマ恋愛工学プレーヤー・ゴッホが昨夏に上梓した「恋愛工学の教科書」が全ての非モテのバイブルであるので紹介します。ナンパをやってみるかどうか逡巡している非モテたちも、この本を読めば、背中をおされるのではないでしょうか。

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まるで村上龍氏の小説のように、『読後に何か行動を起こしたくなる』ようなエネルギッシュな本が『恋愛工学の教科書』なのであります。

 

 

 

・恋愛工学についてわかりやすくまとめてある

恋愛工学黎明期から現在に至るまで、最前線で戦い続けてゴッホ氏の経験と知識が惜しげもなく投入されている本書。1500円(税抜き)って安すぎでしょ。ほんとにこの値段でいいんですか? noteの「こうすれば裏垢女子と会えます」3000円とか買うより絶対買った方がいいですよ。そもそもnoteって校閲とか典拠とか載ってないわけですよね。それに比べて「恋愛工学の教科書」は『※週刊金融日記第36号失敗を約束された非モテコミットより』って号数まで書いてるんですよ。この信頼、安心感っていったら、絶好調時の川口能活なみじゃないですか。

 さて、具体的な内容について軽く触れますと、この本は『ぼくは愛を証明しようと思う』を読んでみたけど、もっと恋愛工学について学びたいという人にオススメです。ぼく愛では出てこなかった『奥義・サウザーシフト』やマッチングアプリナンパ、バーナンパの基本的なスタイルについてもまとめられていてます。また、ゴッホ氏の体験談が面白くてクスっと笑えます。特に中学時代を振り返った『女からも男からもモテたNくん』は「なるほど」と膝を打つ名エピソードで大変勉強になりました。

 

見出しのセンスがいい

面白いマンガやいいグラビアには必ず優れた煽り文やグラビアポエムがついていますが、この本の見出し文もとても秀逸で、うまく要点がまとめられています。見出しをひたすら読み込むだけでもおおいに価値があります。以下見出しを列挙します。

・99%の男は自分から行動を起こさなければモテない

 

・勉強やスポーツができる男よりもセックスができる男の方が尊敬される

 

・デートでは8割女の子に話をさせる

 

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                  恋愛工学の教科書28㌻より

クールで、そして的確に 本質を捉えた見出しは村上龍氏の「すべての男は消耗品である」シリーズを想起させました。恋愛工学がいくら発展しても女の子を落とすには、相手を魅了する話術が必要で、一流のプレーヤーになるには文章を構成する力も必要。そう確信しました。

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LINEのいろは

本書で一番のオススメの章はどこ?と問われれば間違いなく 「LINEでのアポ取りは減点方式」(142㌻〜)を挙げます。この章ではLINEに関するハウトゥが述べられており、ナンパ師以外の一般健全男子にとっても参考となる必読の章です。

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                 恋愛工学の教科書142㌻より

 

特にためになったのは

※禁止行動リスト

・質問ばかりしない

・スタンプをプレゼントしない

・容姿やステータスを褒めない(行動を褒める)

※非モテコミットサイン

・プロフィール写真を拡大して見る

・昔のトーク履歴を見返す

・ハートマークにときめく(女の子の使うハートマークは句読点と考えましょう)

です。自分が非モテコミットしていないか、客観的に見ることができます。

僕自身、昨夏、高校の同級生の女の子とLINEを交換して、10年ぶりに会ったんですが、非モテコミットサインも禁止行動リストも該当しまくりの行動をとっていました。それゆえ年末にはLINEも既読スルーされるようになり、そっとアカウントを削除しました。評価アップにつながると信じてその子の誕生日にLINEスタンプをプレゼントしたのがまさかの逆効果でお財布認定されるとか、先に教えてくださいよ。まじで。

こんな悲劇をこれ以上繰り返さぬために、みなさんも絶対に禁止行動リストは行わないようにしましょう。

先輩との飲み会で使える

「最近どんな、本よんでるの?」「ゴッホさんの『恋愛工学の教科書』です」「なにそれ?ってか恋愛工学ってなんなん?」

上の会話は昨夏の暑気払いで、隣に座った上司との会話です。

そこで確信したことは恋愛工学は男性受けが抜群にいいということです。

理由としては2つ考えられます。

まず、『男はみんな女と寝たい』から。これはスケベだとかではなく、「人間は遺伝子の乗り物にすぎない」「種の保存のための本能だ」といった正当な理由があるわけですよ。そして、「英雄色を好む」という言葉もありますしつまるところ男はみんな優勝したいわけです。

 

次に「恋愛工学自体のコンテンツ性が高さ」が考えられる。『僕は愛を証明しょうと思う』のドラマ化などで恋愛工学は以前より広く知れ渡ることになった。だが、まだ完全に市民権を得たとまでは言えません。そこで無知の相手に対して「セックストリガー仮設」「フレンドシップ戦略」などの基本的な用語を丁寧に説明すると、すごく反応がいいのです。これは一重に恋愛工学それ自体が面白いコンテンツであることに尽きる。

恋愛工学は、女性を幸せにするためのツールである一方で、男性の懐に飛び込むためのツールとしても有用である。男同士の距離をうめる手段としても勉強する価値が大いにあると思いました。

 

感想

読み終わって、最も感じたのがゴッホ氏の文章の巧みさだ。恋愛工学自体のコンテンツ力もさることながら氏の論理的でウィッチに富んだ筆致が大きな付加価値をもたらしている。現在、ボイシーの人気配信者としてもご高名ですが今後、氏が週刊誌で連載を持つ日も近いかもしれない。今後ともゴッホ氏の活動に注目しよう。

また、「何かを得るには行動を起こすしかない」ということを再認識させられました。一介の恋愛工学プレーヤーだったゴッホ氏が、アルファツイッタラーとなり、本を出版し、ボイシーの人気配信者となっているのも、氏が行動を起こし続けたことの賜物たと思います。『おもしろき なきこともなき世を おもしろく』するには行動を起こすしかありません。スマホと睨めっこするのはやめて、ストリートに繰り出しましょう。