娼年を見た
昨年、話題になった映画、娼年がWOWOWで放送されていた。女性を喜ばせるテクを少しでも高めたい一心から2回も見た。
娼年とは
原作は、池袋ウエストゲートパークなど多数のヒット作を持つ、石田衣良さんの小説です。石田衣良さんの作風としては、とにかくオシャンティー。一部では村上春樹を超えたオシャンティーさで他の追随を許さないと評されています。
あらすじ
主人公の森中領は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、美しい女性がバーに現れた。女性の名前は御堂静香。「女なんてつまんないよ」という領に静香は"情熱の試験"を受けさせる。それは、静香が手がける会員制ボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。 入店を決意した領は、翌日から娼夫・リョウとして仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく
つっこみどころ
この主人公たいして参考にならない
主人公の領くんを演じるのは松坂桃李さん。彼のファンの女性は是非みるべき一本です。冒頭から松坂桃李さんの震える桃尻が拝見できます。また尻だけでなく、適度に鍛え上げられた体もグッドです。腹に全く脂肪がのっていません。これは揚げ物や糖質を抑えた食生活の勝利といえ、彼のストイックさが窺いしれます。
肝心の筋肉はというと、正直いまいちです。ベンチプレスはせいぜい50キロがいいところでしょうか?明らかなプロテイン不足です。
はい、本題に入りますと、領さん、あんま参考になりません。なぜなら、領さん、基本的にSEXする前提で女と会ってるからです。こっちが知りたいのはSEXへの持って行き方のテクニック、機微なのです。イケメン名門大学でバイトがバーとかチートすぎてなんも参考になりませんよ。
領くんのセックススタイル
端正な王子様系ルックスの領さんですが、セックスするときは野獣へと豹変します。とにかくアグレッシブにガッツクのです。そのガッツキかたはというと、イタリア代表の名ボランチ、ジェンナーロ・ガッツーゾのボールホルダーに対する食付きと瓜二つ。
モザイク
WOWOW版だけの演出ともっぱらですが、松坂桃李さんのお尻にモザイクがかけられています。これは松坂桃李さんの桃尻に期待した多くの女性ファンのみなさんは激おこビンビンですよ。しかし、安心してください。
ちなみに、桃李さんとオセッセする女優さんのほうのおっぱいはノーモザイクです。
男の尻はモザイクかけてパイオツはモザイクかけないWOWOWさんの心意気に感謝。
領くんのいいところ・ダメなところ
・領くんのここがいい
必ずコンドームをつける。オセッセするときに必ずコンドームをつける。「コンドームをつけない男は挨拶のできないのと同じだ」
ペダンチックにならずに、適度に知性アピールをしている。基本的にペダンチックしちゃう人は、男にも女にも持てませんがが、さすが領くん、そこはしっかり抑えています。しかし、相手によっては知性やインテリであることを開示して、抱かれるにふさわしい男であることをアピールしなければなりません。その開示の仕方が巧みなのです。相手から聞かれたことに対して、相手の予想を上回るサービスで返す。これこそが正しい衒学の仕方。
・領くんのここがダメ
ガシガシ愛撫
プレイ中に領くんやたらと手で、マダムの秘部を愛撫しますが、そこで力を入れすぎなのです。擬音語がつくとしたら、「ガシガシ」です。まったく女性のことがわかっていません。しかも、物語の冒頭から、終盤に至るまでひたすら「ガシガシ」なのです。安西先生が「全く成長していない……」といったコマが脳裏をよぎるほどでした。
ガシガシはダメゼッタイ!下手すると「痛い!」とか「下手くそ!」とか言われてしまいます。良い子のみんなは丁寧にねちっこく愛撫しましょう。
まとめ
領くんとプレイした相手一覧
ギャル風の女:冒頭3分でさようなら 領くんの家で行為した唯一の女。パンツは紫色。
咲良:耳が悪い女の子 さくらの母(領くんをスカウトした静香さん)の前での公開プレイ。下着は白い。娼年になれるかどうかのテストを兼ねていたが、咲良のおかげで領くんは娼年となる。絵が上手い。
ヒロミさん:領くんを最初に買うマダム。一回目のデートで下手こいたと思ったら、すぐに次の日の予約を入れるおばさん。Tバックを履いている。円山町のホテルに入室してからの流れでの行為は本編の見せ場の一つ。最後は寝バックで果てる
いつきさん:プラトンの本を読んでマウンティングかましてきたが、領くんの巧みな返しで骨抜きに、自宅のリビングで領くんに放尿するところを見られて絶頂するド変態おばさん
出産後に夫に一度も抱かれていない主婦:このへんなってくると領くんこなれてくる あまり見せ場はない
熱海の夫婦:熱海の旅館で、糖尿病で勃たない夫から妻を寝取らせるところを見たいとの無理難題を突きつけられた領くん。サングラスをかけた領くんは、必至にオラついて人妻をこれでもかとばかりに攻め倒す。ビデオ撮影に興じていた夫も我慢できずにその場でシコリだす。本編随一の名シーン。妻は赤い下着。
大学の同級生の恵:領くんのバイト先のバーによく来てくれるし、大学のノートをコピーさせてくれる典型定期な都合のいい女。そんな恵に娼年をしていることがバレた結果、買われることに。娼年してることに対して絶対否定していた彼女が領くんに抱かれることでまた従順に戻った。恋愛工学の証明的エピソード。下着は白い。
咲良(2回目):静香(領くんをスカウトした社長)に対して母への郷愁のような気持ちを抱いてしまった領くんで、性交したいとアピールするが、しずかはHIVの罹患者であったため、さくらで妥協した領くん。しずかを思いながら丹念に性交に励む領くん。もちろんしずかはその一部始終を監視していたところ、奇跡が。共感覚が発動し、SEX中に輝き出す。3人で絶頂へ。ここの映画随一の救いのシーン。
はい、長くなりましたが、松坂桃李さん好きな女性は絶対みるべき一本でした。