ナンパの伝道師、零時レイさんの新著が発売されたので、同じ若き血が流れる者として読まねばならぬと思い、本を取りましたが、期待にそぐわぬ良書でしたので紹介します。
著者の前作、「究極の男磨き道 ナンパ〜コミュ障ひきこもりがストリートに立った日〜」と同様にストーリー仕立てでナンパを展開していきますが、前回よりも、明確に体系化されており、より論理的にナンパが分析・解説されています。
『ナンパが最強のソリューションである』のここがいい
分類がしっかりされている
具体的にいうと、ナンパは『ふざけ系ナンパ』『オラオラ系ナンパ』『ナルシスト系ナンパ』『誠実系ナンパ』と分類されます。本書によると最も、効果的なのが『誠実ナンパ』ですが、人それぞれ向き不向きがあると思うので自分にあったスタイルを取り入れて精進しましょう。また、一つのスタイルに固執することなく、状況に応じて使い分けることも有効です。
ざっと四つのスタイルを分類。詳しくは本書にて
・ふざけ系ナンパ ふざけキャラ、チャラ男を演じて女の子を笑わせることで突破口を開く
・オラオラ系ナンパ エネルギッシュで強いマインドで主導権を握り強引にナンパ。ハートの強さが鍵を握る
・ナルシスト系ナンパ 「花より男子」の道明寺司になりきって映画の中のような非日常感を演出してナンパ
・誠実系ナンパ 普通に誠実にナンパするのだが、ノンバーバル(非言語)情報、空気、雰囲気といったトータルで相手を落としこむスタイル。職場やプライベートでも転用可能
レイさんのナンパ体験が参考になる
本書でも、レイさんのナンパの様子が赤裸々に記されていますが、それがむちゃくちゃ参考になります。素人ナンパ師やこれからナンパを始めるという人は会話文だけでも、ノートにとって暗記しましょう。
登場人物がいい
本書では4人の師匠が登場するのだが、4者4様でキャラ立ちしていていい。
彼女いない歴=年齢の暗い人生を送ってきたが、一念発起してふざけ系ナンパを極めたN田師匠(前作から引き続き登場)や
元ホストで裁判官のT崎さん、ザ・マスター、高校教師ナンパ師のS川さんなど、事実は小説より奇なりな登場人物のバーゲンセール。いや、高校教師とか裁判官とかナンパしちゃダメでしょw
まとめ
本書の冒頭にあった、「ナンパをすることで人生が変わった」「社長になった」的なサクセスストーリーは正直いって、この本を読んでも再現できる人はほとんどいないと思います(そういったことを成し遂げる人は多分この本よんでない)。しかし、それでもこの本には大きな価値がある。男にとって女の子を落として愛しあうことをは遺伝子レベルで刻まれた本能。本書を読めば、その成功率がいくばくか向上することは必至。
「ナンパして優勝したい」「ナンパをはじめようと考えている」といった人は是非一読を。あなたの背中を押してくれること間違いなし。