こんにちわ。もはや五等分の花嫁の感想を書くためだけにブログを書いています。
さっそくですが90話「私と男の子②」の感想になります。
前回まで
前回89話「私と姉妹②」では、五つ子の中学時代が明らかになります。
母を幸せにするためという目標を失った四葉は、姉妹の中で特別になることに意義を見出し、スポーツに力を入れる。スポーツの才能があり、周囲から必要とされる四葉だったが、追追試に落ちてしまい、四葉ただ一人転校しなけれなならない。そのとき彼女を救ったのは姉妹の四人だった。四人とも四葉と一緒に転校すると申し出たのだ。四葉はこれを機に姉妹のために生きると決意した。そして、転校2日目、四葉は風太郎と再会へと繋がる!
90話 私と男の子② あらすじ
風太郎と再会した四葉。そして。これまでの出来事の裏側が明かされます
出来事の裏側
・四葉は風太郎を一目みた瞬間に、5年前の京都の子とわかっていた(もちろん風太郎はわからない)
・四葉は三玖が風太郎に好意を抱いたのにすぐに気づいた
・四葉は一花が好意を抱いたことに対してもすぐに気づいた
・風太郎が入院した際、風太郎が五月に勉強する理由を話したことを壁越しに聞いていて、風太郎が自分のことを覚えていることを知った
・五月に、京都の女の子を演じることを依頼した
そして、回想が終わり、高校3年の夏へ
五月が「本当にこのままでいいのですか」「誰にでも幸せになる権利はあるのだから」と背中を押すが
「私の出る幕はないよ」「もう言わないで つらい役をまかせてごめんね」とつっぱねる四葉
そして、ブランコでのひとりがたり
「上杉さん 風太郎くん 好きだったよ ずっと」
90話はおしまい。最近、毎週震えてるって言ってるけど、今週マジ切ないっす。
四葉が健気なヒロインすぎて辛い
再会した瞬間から、風太郎が5年前の京都の男の子と気づいた四葉。風太郎が京都での約束通り、勉強を頑張り続けてきたのに対し、自分は落第して約束をやぶってしまった恥ずかしさから、自分が京都で会ったことを告げることを躊躇います。
その後、勉強していい成績を修めたら、本当のコトを言おうかと考えますが、三 、一花が風太郎に惹かれていくところを見て、自分が京都の子であることを告げないと決めます。そして、風太郎が、京都で出会った子に好意を抱いていることが明らかであったため、五月に「京都の子を忘れてもらう」よう依頼します。そうすることで、風太郎が過去から解放され、姉妹の誰かと結ばれるようお膳立てしたかったのでしょう。そして誰を好きになっても応援できるようにって。
こんな姉妹思いなヒロイン、絶対好きになってしまうやろ。
四葉の風太郎に対する呼称の変化
風太郎を呼ぶ際は一貫して「上杉さん」呼びなのに対し、90話では「風太郎君」呼びがでてきたので数えてみました。
再会時:「風」…とでるが、約束通り勉強を頑張り続けた風太郎と、落ちこぼれた自分を比べ、恥ずかしさから「上杉さん」と呼ぶ
再会後に一人でブランコ:「まさか風太郎君が私達の家庭教師なるなんて」
図書館で勉強中:「もし、このまま勉強を頑張れたら風太郎君に私のこと言ってもいいのかな」
花火大会後に一人でブランコ:「皆が上杉さんの素敵なところに気がついてくれてよかったよかった」
五月扮する麗奈と風太郎があった直後:「ごめんなさい 上杉さん」
高校3年の夏 ブランコ:「上杉さん 風太郎くん 好きだったよ ずっと」
呼称が、上杉さんに変わったのは 花火大会後、み 一花が風太郎に対して好意を抱いたことがわかってからです。それまでは自分が京都の子であると言おうかなと考えていることから、自分の気持ちより、姉妹を優先したことが、呼称の変化からも読み取れます。
しかし、最後に「風太郎くん 好きだったよ ずっと」そう、ここで高3の四葉が風太郎といっちゃてるんです。これ、絶対にまだ好きでしょ。風太郎くんって言ってる時点でまだ好きでしょ。って感じました。
五月が演じた麗奈
五月が演じた麗奈の意図がはっきりとわかりました。以前から2回目以降は五月の独断であると言われていましたが、その通りでしたね。
1回目は、四葉の依頼 ただしそのとき、風太郎に「麗奈」と告げたことは
2回目は、五月の独断です。このときも「私は五つ子の一人 君に私がわかるかな?」と言って京都であった子について思い出すように仕向けてますし、修学旅行中も思い出すようらしくない行動をとっています。そして、今回の90話でも、「本当にこのままでいいのですか」と四葉に真実を伝えるよう諭しています。
3回目…これほんとうに謎です。風太郎から誕生日プレゼントを渡されたときの麗奈ですが、風太郎はどうやって連絡をとったのか。風太郎はすでに五月=麗奈と気づいていたのか?
今週の伏線回収
伏線を張りの天才の春場先生ですが今回も二つ回収されたので集会します。
・一花は四葉のが約束の子であることに気づいている
一花は林間学校で風太郎と以前会ってトランプをしたことを思い出しましたが、そのとき、すでに四葉が風太郎と京都で一緒にすごした子と認識していたようです。
「35話:探偵風太郎と五人の容疑者たち」で風太郎が「この中で昔俺に会ったことがあるよって人ー?」といった際、四人は風太郎の方を見ますがに一花だけは四葉を注視します。
(左が90話、右が35話)
一花は四葉が名乗り出るかどうか気にしていたんですね。さすがの計算高さです。
・四葉が風太郎と五月が話をしていた内容を聞いていた伏線がある
90話にて、病院での五月と風太郎の会話から【風太郎が京都の子のことを覚えている】と四葉に伝わったのですが、ばっちり伏線がありました。「34話:今日と京都の凶と共」で、風太郎が京都での思い出を話終えた直後に悪目立ちリボンが。バッチリ話をきいていたんですね。
(左が90話、右が34話)
まとめ ベルキッサーはだれ?
90話にて四葉の回想が終わりました。物語は一気に夏までとんてしまいました。中間試験も期末試験もとばして夏休みって今年中に連載終わっちゃうんじゃないか?って心配になりましたが、今週も読み応えがありました。次週も期待。
また、回想で気になったのがベルキッサーが触れられなかったことです(まぁ、ベルキッサーが結婚相手であることから、触れられない事情がある)。ベルキッサーとは、スクランブルエッグで鐘を鳴らして風太郎にキスした人物のことを指します。ベルキッサーの候補として四葉が有力視されていました。理由としては、自分だと悟られずにキスすることで利を得るのは四葉だけだからです。90話で風太郎に好意を持っているが、悟られたくないという気持ちが明らかになり、四葉がベルキッサーの可能性が高まったのではと感じました。
*1:画像は春場ねぎ/講談社/週刊少年マガジンより引用しました